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自然豊かで観光地としても有名な山梨県は、都心からも近く人気の観光エリアです。自然や温泉、お洒落なカフェの他にも陶芸やサンドグラス、ブルーベリージャムなどが手づくりできるアトリエも多くあります。
インドア派でも十分に楽しめるスポットとしておすすめです。
今回紹介する、「BLACK CAT」もそのひとつ。アットホームな雰囲気で、革小物をつくることができる素敵な工房の魅力をお伝えします。
富士山の麓の工房で本革づくりに挑戦
「BLACK CAT」は、富士山麓という素晴らしい環境の中で、レザーを使用した小物やバッグづくりを楽しむことができるアトリエ教室。
オーナーの樹里さんは、東京の専門学校でバッグづくりの技術を取得しているため、初心者でも安心して体験できます。
少人数の完全予約制で、道具の使用方法や手縫の基礎を指導してもらえます。また、簡単なものだと約10分で完成できるので、親子やカップル、友達と気軽に楽しめます。
オープンに至ったきっかけはクロネコ
工房に、紙粘土で作成した擬人化した小さな猫たちを飾っていました。猫が釣りをしたり運動をしたり楽器を演奏したり……。それが樹里さんの母親が営む料理教室の生徒さんたちの目にとまったのです。
徐々に噂が広まり、注文が来るようになりました。
「BLACK CAT」がオープンしたのは2006年4月。その頃は、ちょうどハンドメイドブームだったこともあり、小さな小さなハンドメイドショップから始めました。
自分で作ったものや作家さんのものなどを扱う雑貨屋と同時に、ワークショップの予約も入り始め、出張での講師業もスタートさせることになります。
オーナーの樹里さんは、元女優さん。可愛らしい笑顔と朗らかな性格で人気を博していきました。
コロナ禍による観光地ならではの変化
オープンしてから順調だった工房でしたが、2020年の新型コロナウイルス感染症の猛威で休止せざるを得ない状況へと追い込まれました。
この頃は、雑貨屋を閉めレザークラフト教室と体験工房の講師として活動していたため、今後のことを考える日々が続いたといいます。
そこで、代替案として始めた取組みがYouTube配信。バッグなどの製作工程を配信したところ、予想以上に評判を得ることになりました。
丁寧な説明が人気となり、わずか半年で登録者数が100人を突破。そして、Instagram・FacebookなどのSNSと連携することで、オーダーメード注文が増加していったのです。
オンライン事業が地域創生へとつながる
現在、ライバー(※)として活躍の場を広げています。リアルにオンタイムでレザークラフトのことを伝えられるLIVEについて、「編集で逃げることができない分、より自分を高める場になっています。リスナーさんの質問にその場でお答えできることが、LIVEの素晴らしさだと感じています」と樹里さん。
また、Instagramではインフルエンサー業も並行しています。
オンラインでの配信がうまくいくことで、地域の観光業や飲食業の方々の背中を押すことができると話します。コロナ禍の面からもSDGsの面からも、地域創生につながる取組みが広がることで、地域が潤うことが期待されます。
「私が発信したことで、誰かの役に立つことがあれば嬉しく思います」と想いを教えてくれました。
※「ライバー」とは、ライブ配信することで視聴者とリアルタイムでコミュニケーションをとり、自分の取組みなどを発信する人のこと。
ふるさと納税の返礼品を提供|キャンプチェアがヒット中
ふるさと納税の返礼品として商品の提供も行っています。きっかけは、市役所の方がInstagramを拝見して連絡をくださったのだとか。「市役所の事業でも、SNSからの集客をしているんだ」と、時代の流れを感じたそうです。
返礼品でヒットしているのが、キャンプチェア。山梨県富士吉田市の特設サイト動画でも紹介されました。
返礼品の提供を始めて1年も経っていないため、11月の繁盛期といわれる様子が分からず先が読めない状況でした。しかし、たくさんのオーダーをいただき、一つひとつ手づくりしています。
ふるさと納税の返礼品は、食べ物の需要が多いといわれていますが、「自分では普段なかなか手にしない本革作品を選んでいただくきっかけになり、手づくりのあたたかさをお届けしたい」と良い作品がお客様の元へと届くよう、心を込めて作品づくりに取組んでいます。
新しい未来に向けて
「BLACK CAT」では今後、AR・VR事業への展開も視野にオンラインでつなぐことができるワークショップを考えています。
「新しい時代に向けて、小さな工房でもできることがもっともっとあるはずなので、ワクワクしながら未来構想をしています」と樹里さん。コロナ禍を経験したことで、新しいことにチャレンジする、一歩踏み出す勇気がとても大切だと感じているようです。
コロナ禍の影響で観光地でも試行錯誤する日々が続いています。そんな状況下で新しい取組みを考え、挑戦をし続ける人たちがいることも事実です。若い世代だからこそできるビジネスに結びつく方法の多様化に柔軟に対応しています。
樹里さんは、「いつかは書籍を出版したいなぁ~」と今後の展望についても話してくれました。
次々と新しいことを取り入れ、挑戦し続ける「BLACK CAT」。山梨に訪れた際は、ぜひ本革づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。また、オンラインを通して樹里さんの想いに触れてほしいと感じました。
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