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長崎県の中央北部、波佐見町で生産される波佐見焼(はさみやき)。戦国時代の後期に誕生した歴史ある伝統工芸品でありながら、現代も日用食器として人々に親しまれ続けています。この記事では、その波佐見焼の特徴や歴史、そして今も愛され続ける理由をご紹介していきます。
波佐見焼とは?
広大な山々と美しい小川に囲まれた長崎県の小さな町、波佐見町。ここで作られるのが、400年以上の伝統を持つ波佐見焼です。高品質で丈夫でありながら、比較的安価で親しみやすいことが特徴です。
波佐見焼の歴史
波佐見焼の起源は今から約400年前。1592年から1598年にかけて行われた豊臣秀吉による朝鮮出兵の際に、当時波佐見村(現:波佐見町)の大村藩主であった大村善前が朝鮮の陶工を連れ帰り、窯を築いたことが発端とされています。
初めは釉薬を塗って焼き上げる施釉陶器が生産されていましたが、のちに村内で磁器の原料が発見され、しだいに染付と青磁を中心とする磁器生産へと移り変わっていきました。
ついには大村藩の特産品となり、江戸後期には日本一の磁器生産量を誇るまでになりました。こうして波佐見焼は地場産業としての確固たる地位を獲得したのです。
波佐見焼が愛され続ける理由
①料理映えするモダンなデザイン
伝統的な波佐見焼の最大の特徴は、透けるように美しい白磁と、呉須と呼ばれる藍色の顔料で絵付けされた味わいのあるデザイン。北欧デザインを連想させるお洒落でモダンな見た目は、現代でも注目を集める理由のひとつです。
シンプルなデザインのため和食はもちろん、洋食や中華、デザートとの相性も抜群です!
②リーズナブルなのに高品質
かつて江戸時代の庶民の間では手には届かない高級品として知られていた陶磁器。その常識を覆したのが波佐見焼です。
波佐見焼は「型」「生地」「陶工」「窯元」「上絵」と複数の工房を経て生産されます。こうした分業制により大量生産することで、比較的安価で販売することができるのです。
さらにこの分業制は、各工房にそれぞれの技術に特化させることで高品質な商品を生産することをも可能にしました。安価でありながら質の高い波佐見焼は、江戸時代の庶民に間で日用食器として瞬く間に普及し、時代を経て私たちの暮らしになくてはならない身近なものになっていったのです。
③丈夫で扱いやすい
波佐見焼は古くから日常食器として使用されてきたほど丈夫な素材でできており、扱いやすいことが特徴です。また丈夫である上に軽いので、お子様からご高齢の方まで幅広くお使いいただけます。
新感覚を取り入れ続ける窯元たち
長い歴史を持ちながら、現代も愛され続ける波佐見焼。時代のトレンドに合わせた普段使いの食器が多く作られており、その人気は年々高まっています。波佐見町が誇る人気窯元をいくつかご紹介します。
「藍染窯」
波佐見町の山あいに位置する窯元、「藍染窯」。藍染窯の器は素材に存在感と無骨さがあり、落ち着いた高級感が感じられます。それだけでなく、日常に取り入れやすい機能性を持ち合わせていることも嬉しいポイント。
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「永泉」
手軽で良質な暮らしの器を提供する「永泉」。色釉薬を使った器は発色が鮮明で美しく、手頃なお値段であることが特徴です。
価格:2,420円 |
「翔芳窯」
創業から一貫して手描きにこだわり続けている「翔芳窯」。自然をモチーフに、どこか懐かしさを感じさせるものからモダンで新鮮味のあるものまで、手作りならではの温かみのある器を作っています。
価格:2,420円 |
「丹心窯」
1980年創業の窯元「丹心窯」。創業以来続く伝統技法によって作られる「水晶彫」は、水晶のような輝きとその透明感が最大の魅力です。
価格:2,860円 |
「和山窯」
使う人それぞれがその時々で手に取りたくなるような器。毎日の食卓を楽しみ、食事がよりおいしくなるような器。そんな器づくりを目指すのが「和山窯」です。
価格:1,760円 |
暮らしを彩る伝統工芸
400年以上の伝統がありながら、時代のトレンドに寄り添った日常食器として今もなお幅広い年代から愛され続ける波佐見焼。比較的安価で、普段使いの食器として取り入れやすいことも魅力です。ぜひ日々の食卓に取り入れて、”いつもよりちょっとわくわくする”ような食事を楽しんでみてください。
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