アジアで唯一のダリ常設!
福島県会津磐梯高原にある諸橋近代美術館

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諸橋近代美術館の外観

福島県の会津磐梯高原に佇む「諸橋近代美術館」。スペインの巨匠サルバドール・ダリの作品は世界屈指の所蔵数を誇り、アジアで唯一のダリ常設美術館として知られています。西洋の雰囲気が漂うこの美術館は、周りを豊かな自然に囲まれ、観光スポットも豊富。
今回は、諸橋近代美術館の概要と現在開催中の展示会「ミュージアム・ワークスーみんなの知らない美術館」、周辺の見どころについてご紹介します。

諸橋近代美術館とは

概要

諸橋近代美術館のダリ
サルバドール・ダリ(1939年11月29日)
カール・ヴァン・ヴェクテン撮影

諸橋近代美術館は、1999年に福島県の会津磐梯高原に開館した美術館です。スポーツ用品を販売するゼビオ株式会社の創始者、諸橋廷蔵氏が蒐集した美術品をもとに設立されました。

諸橋廷蔵氏がとりわけ魅了されたのはサルバドール・ダリ。340点を超えるダリコレクションは「ダリ美術館(アメリカ・フロリダ)」「ダリ芸術美術館(スペイン・フィゲラス)」「ソフィア王妃芸術センター(スペイン・マドリード)」に続く世界で4番目の規模であり、アジア随一。
また、ダリだけではなくルノワール、マチス、ピカソ、シャガールなど19、20世紀の巨匠20数人の作品も収蔵しています。

広大な敷地のなかに約2000㎡の面積で建てられた建物は、「中世の馬小屋」のイメージがベースになっているそうです。厩舎を連想させる美しい建物が前面の池の水面に映るリフレクションは、人気の撮影ポイントになっています。

アクセス

諸橋近代美術館の外観

電車・バスを利用する場合
JR東北新幹線で郡山駅へ東京駅から約1時間25分、仙台駅からは約40分。郡山駅でJR磐梯西線に乗り換え猪苗代駅へ(約40分)。そこから磐梯東都バス(五色沼・磐梯高原行き)に乗り約25分、またはタクシーで約20分で到着です。

高速バスを利用する場合
新宿からは高速バス「新宿線 夢街道会津号」で猪苗代駅へ(約4時間10分)。仙台からは高速バス「須賀川・郡山~仙台線」で郡山駅まで行き(約2時間)、JR磐梯西線で猪苗代駅へ(約40分)。
猪苗代駅から美術館までは磐梯東都バス(五色沼・磐梯高原行き)で約25分、またはタクシーで約20分です。

▷ 新宿線 夢街道会津号についてはこちら:https://www.aizubus.com/highway/shinjuku/
▷ 須賀川・郡山~仙台線についてはこちら:https://www.fukushima-koutu.co.jp/highway/02_14.html

車を利用する場合
東京、仙台方面から東北自動車道を使う場合は、郡山JCTで磐越自動車道へ。猪苗代磐梯高原ICでおります。新潟方面からは磐越自動車道で猪苗代磐梯高原ICへ。
そこから国道115号と459号を経由して約20分で到着です。

美術館をまわるのにかかる時間はどれくらい?

じっくり見てまわるのに必要な時間は、おおよそ90分~120分です。テンポよく観ていくと、45分~60分ほどでまわることができるでしょう。作品を鑑賞した後は館内のカフェでコーヒーをいただきながら余韻を楽しむのもいいですね。

開催中の展示会「ミュージアム・ワークスーみんなの知らない美術館ー」

諸橋近代美術館の展示会

2023年7月15日(土)~11月12日(日)の会期で開催中。この展覧会では、美術館における修復や保存の事例を紹介しながら、普段あまりスポットライトが当たることのない美術館の「裏側」にある様々な役割や努力、工夫を知ることができます。
作品の「保存」と「公開」という、一見相反する要素をどのように両立させているのか、「構造と材質」、「展示と修復」、「保存の歴史」の3つの章で紹介しています。

諸橋近代美術館の展示会

第1章の「構造と材質」では、主に絵画作品に使用される絵具の原料の展示や、赤外線や紫外線といった特殊な光を利用して作品の構成を調べる科学的調査についての展示を通じて、美術作品を材質や構造という視点から紹介しています。

第2章の「展示と修復」では、諸橋近代美術館で実際に行っている作品の展示環境を整える工夫や、過去の修復の事例について紹介しています。

第3章の「保存の歴史」では、作品の「点検」について、使用する道具や一連の流れが公開されています。

また、長いこと展示の機会がなかったサルバドール・ダリの版画作品《カサノヴァ》や《シュルレアリスムの24のテーマ》なども一堂に展示されるということで、見逃せません。

諸橋近代美術館
0241-37-1088
09:30〜17:00

「ミュージアム・ワークスーみんなの知らない美術館ー」開催概要
主催:公益財団法人諸橋近代美術館
会期:2023年7月15日(土)~11月12日(日)
開館時間:09:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:会期中無休
観覧料:一般1,300円(団体1,000円)
    高校・大学生500円(団体300円)
※団体料金は20名以上に適用。他、教育施設対象の観覧料免除制度あり(要事前申込)。
※感染症対策に伴い団体受入れを見合せている場合があります。
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の提示で所有者と付添い者1名は無料。

展覧会 詳細ページ:https://dali.jp/exhibition

※お出掛けの際には、必ず最新情報を公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。

周辺の見どころ

五色沼湖沼群

諸橋近代美術館周辺の五色沼

2016年にミシュラングリーンガイドに認定された、大小30余りの湖沼群。色鮮やかなエメラルドグリーンやコバルトブルー、ターコイズブルーなど、様々な色合いの湖沼が数多く点在していて、「神秘の湖沼」とも言われています。
最も東に位置するのは最大規模を誇る「毘沙門沼」。湖沼群で唯一手漕ぎボートに乗ることができるスポットです。
深い青色がひと際目を引く「青沼」は、周囲の自然豊かな緑との対比がとても印象的。見る時間や気候、季節で表情がいくつにも変化する光景は一見の価値ありです。

全長4kmのハイキングコース「五色沼自然探勝路は」も整備されています。平坦な一本道で片道約1時間20分と初心者にも安心。五色沼の神秘的な風景を眺めながら、ゆっくりと散策してみてはいかがですか。

📍五色沼湖沼群

小野川不動滝

諸橋近代美術館周辺の小野川不動滝

小野川湖の上流に位置し、「小野川湧水」として名水百選に選定されている大瀑布。不動明王が祀られていることが名前の由来になっています。滝の落差は25mと大きく、裏磐梯最大の滝。雪解け水で水量が増える4月下旬~5月上旬頃が、最も迫力がある時期です。秋には周囲の木々が赤やオレンジに染まり、四季の趣を間近で感じられます。

滝を目指して歩く「小野川不動滝探勝路」は片道約1km(約20分)の初級ハイキングコース。約200段の石段を抜けた先に待つ、小野川不動滝が放つ大量のマイナスイオンを全身で浴びれば、心身ともにリフレッシュできるはず。

📍小野川不動滝

周辺のおすすめ宿

裏磐梯レイクリゾート 五色の森

裏磐梯、猪苗代エリア観光の拠点にもぴったりのロケーションで、五色沼入口(東側)まで徒歩3分というリゾートホテルです。一番のおすすめは、裏磐梯エリア唯一の自噴式源泉100%かけ流し温泉が楽しめる「露天風呂 ひばらみの湯」。目の前に広がる桧原湖の絶景に癒されます。天然成分のメタケイ酸を多く含む湯は、女性に嬉しい「美肌の湯」としても人気です。
「内湯 オーロラの湯」や、スチームサウナ、コスメ等も充実。贅沢なひとときに日頃の疲れも解消できますね。

メインダイニングはバイキングスタイルのレストラン。50種類以上の品ぞろえで、福島県産の旬の食材や郷土料理など、和洋中の種類豊富な料理を楽しむことができます。

裏磐梯レイクリゾート 五色の森
0241-37-1111
チェックイン時間: 15:00 / チェックアウト時間: 11:00
※お出掛けの際には、必ず最新情報を公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。

磐梯高原の自然とアートに出会う旅へ

福島県の会津磐梯高原にある諸橋近代美術館についてご紹介しました。世界有数の作品群や、磐梯山や四季折々美しい自然が織りなす庭園は、素敵な記憶として心に残ること間違いありません。会津磐梯高原でしか体験することのできない、自然とアートの共演を堪能しに福島へ足を運んでみませんか。

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エクセンス編集部
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