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伊豆半島南端の南伊豆町を流れる青野川の土手には約2kmに渡り河津桜が植えられています。例年2月から3月にかけ見頃を迎え、桜まつりも開催されます。ここは川岸を散歩しながら景色を楽しむことができ、菜の花畑の絶景とも出合うことができる穴場スポットです。
南伊豆町の河津桜とは
青野川沿いに植えられた約800本の河津桜
青野川は南伊豆町の北西部から南東部の弓ヶ浜に注ぎ込んでいる川です。河津桜の並木は下流の下賀茂温泉の流域で見ることができ、開花の時期には「みなみの桜と菜の花まつり」(2023年は2月1日~3月10日)が開催され、さまざまなイベントも行われます。青野川には河津桜のほかにソメイヨシノも植えられており、トータル1000本近い桜の木があります。
桜並木は2km近くに渡り続いていますが、河津桜の密度があるのは上流の前原橋から「道の駅 下賀茂温泉 湯の花」のあたりまでです。土手の道にはガードレールや柵はなく、河原へ下りることもできます。土手の傾斜も緩やかで菜の花が密集して咲いている場所もあります。人工物が少なく土手の上からも下からも撮影できますので、写真撮影を行うには絶好のロケーションといえます。
青野川へのアクセスと周辺観光
最寄りの鉄道駅は伊豆急下田駅です。公共交通期間を使って訪れるなら、下田駅から出る東海バスを使います。所要約25分の前原橋のバス停まで行き、そこから下流へ向かって散歩するといいでしょう。
前原橋からもうひとつの見どころの菜の花畑までは約3㎞の道のりです。青野川の東側の道が、前原橋から下流までずっとつながっています。
川沿いに桜並木が見られるというロケーションは河津町の河津川同様ですが、青野川は土手の傾斜が緩やかで、川岸も散歩できます。さくら祭りの期間中も河津ほどの混雑は見られません。川沿いの散歩をゆったりと楽しむことができます。土手から見る景色はボリューム感がありすばらしいですが、川岸に下りて下から桜を眺めれば、青空とピンクの桜、菜の花の黄色が一斉に目に飛び込んできますので、春の華やかな色彩を一層楽しむことができます。
青野川沿いの立ち寄りたいポイント
前原橋南側のエリアは商業地ですので、町のメインストリートである静岡県道121号線沿いにお店や飲食店が並んでいます。まずは前原橋から銀の湯橋まで歩きましょう。銀の湯橋を渡れば対岸の温泉施設下賀茂温泉銀の湯会館を訪問できます。銀の湯橋から北に向かえば無料で入場できる下賀茂熱帯植物園があります。
銀の湯橋から東に向かうと駐車場のある「道の駅 下賀茂温泉 湯の花」にたどり着きます。自家用車で訪れた場合は、こちらに車を停め周辺散策を楽しむといいでしょう。農林水産物を販売するお店もあり、毎日届けられる新鮮な野菜類や魚を購入することができます。
道の駅からさらに東に向かうと桜の木はまばらになり、視界が開けます。宮前橋のすぐ手前に加畑賀茂神社(かばたかもじんじゃ)のご神木がありますので、お参りしていきましょう。ここまで来れば、菜の花畑はすぐです。青野川ふるさと公園を通り抜け菜の花畑を目指しましょう。
もうひとつの見どころは広大な菜の花畑
休耕田を利用した菜の花畑が広がっている
菜の花畑は東海バスの日野(ひんの)停留所のすぐ近くに広がっています。下田駅からは20分ほどでアクセスでき、「みなみの桜と菜の花まつり」会場の道の駅からは2km弱の距離にあります。駐車場もありますので、自家用車で訪問することも可能です。道の駅から歩いてくると駐車場のすぐ近くにも菜の花畑が見られますが、メインの畑はさらに進んだ先にありますので、そのまま歩き続けましょう。
菜の花畑は200名以上の地元の方々によって草刈りや種まきが行われ、春先に見事な黄色の絨毯の風景を見せてくれます。面積は3ヘクタール(3万㎡)に及び、マスク越しでも菜の花の香りが強く感じられるほどです。
バス停に近い日野のT字路近くの菜の花畑には木道が整備され、畑の中を歩くことができます。椅子とベンチが置かれている場所もあるので、花畑の中でピクニックも可能です。それ以外の場所は、一見道があるように見える畑もありますが立ち入り禁止です。花の中で撮影を楽しむ人たちもいますが、菜の花を守るためにも定められた木道のみを使って畑に入るように気をつけましょう。
滞在してじっくりと観光するのがおすすめ
南伊豆町の河津桜の景色は東京方面から日帰りで訪れても十分に楽しめます。でもせっかく伊豆半島の南端まで来ているのですから、滞在して春の景色を満喫してみてはいかがでしょうか。下賀茂温泉にも手前の下田方面にもさまざまな宿泊施設があります。河津桜の花風景と温泉、早春の海の景色を一度に味わうことができるのは、南伊豆ならではの楽しみです。
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