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クリスマス前の約4週間にわたって開かれるクリスマスマーケットは、ドイツ人にとって1年を締めくくる最も大切な行事です。町の広場には、色とりどりのイルミネーションが輝き、焼きソーセージやツリーの飾りを売る小さな屋台が並び、まるでメルヘンの国に迷い込んだような気分です。本記事では、そんなドイツのクリスマスマーケットでぜひ訪れてほしい街や楽しみ方、グルメについてご紹介します。
ドイツの2大クリスマスマーケット
ドイツ各地で開かれているクリスマスマーケットは、町ごとに個性があります。大都市の巨大で賑やかなマーケットから、小さな町の手作り感あふれるマーケットまで、クリスマスマーケットを訪ねる旅は魅力があります。とりわけ一度は行きたいドイツの2大クリスマスマーケットを紹介しましょう。
おもちゃ箱のようなニュルンベルクのマーケット
ドイツで最も有名で、世界中から多くの人が訪れます。歴史は古く、1628年には開催されていたという記録があります。
ニュルンベルクは古くからおもちゃの町として知られ、クリスマスマーケットにも木製の人形やおもちゃ、錫(すず)製のオーナメント、ドールハウスの小物、プラム人形などを売る店が多いのが特徴です。
(2022年は11月25日~12月24日開催予定)
ドイツ最古の歴史を誇るドレスデンのマーケット
1434年以来という、ドイツ最古の歴史があります。昔は聖なるクリスマスに商売をすることは禁じられており、クリスマス用の食糧や日用品を売る市がクリスマス直前に開かれていました。この市がクリスマスマーケットの起源とされています。クリスマスに食べるシュトレンというナッツやドライフルーツ入りの焼き菓子は、ドレスデンのものが最もおいしいといわれています。
(2022年は11月24日~12月24日開催予定)
クリスマスマーケットをいっそう楽しむためのアドバイス
クリスマスマーケットは1日のうちでも雰囲気が変わります。午前中から午後明るいうちまでは、地元の子供たちが大勢訪れて、かわいい姿が見られます。日が暮れると、仕事を終えた大人たちが集まって、グリューワインというホットワインを片手におしゃべりする姿が増えてきます。訪問に特におすすめしたい時間帯は、日暮れから暗くなるまでの間のトワイライトの頃。写真を撮ると、空が濃いブルーに写り込むので、イルミネーションと一緒に幻想的な世界を再現できます。
大都市のクリスマスマーケットでは混雑に紛れてスリもいますので気を付けましょう。また、寒さ対策もしっかりとして行きましょう。
なお、小さな町のマーケットは、週末のみの開催というところもあるので、開催日時をネットで チェックしてからお出かけになることをおすすめします。
食べてみたい!クリスマスマーケット屋台グルメ
体の芯まで暖まるグリューワイン
シナモンなどの香料やシロップ入りで独特の風味があるホットワインはクリスマスマーケットに欠かせません。
町ごとのかわいいマグカップ に入り、カップ代 込みで販売されますが、飲み終わった後にカップを店に返却すれば、カップ代は返還 されます。ノンアルコールの子供用ドリンク、キンダープンシュもあります。
香ばしさが魅力のローストアーモンド
これもクリスマスの定番です。シナモンシュガーなどをまぶして、屋台の中の機械でローストしているので、周囲には食欲をそそる香りが漂っています。ウォールナッツやヒマワリの種などさまざまな種類があり、100g単位で量り売りしています。
ドイツといえば焼きソーセージ
クリスマスマーケットでなくても食べられますが、クリスマスの屋台で買って、焼き立てアツアツのソーセージをかじるのは最高です。
ニュルンベルクでは、手の指ぐらいのサイズのニュルンベルガーというソーセージをパンに3本も挟んで売っています。炭火で焼いた香ばしさがたまりません。
フルーツのチョコレートかけ
バナナとリンゴ(まるごと!)をくし刺しして、チョコレートをコーティングしたもの。カットしたイチゴとバナナの組み合わせなど、他にもいろいろなバリエーションがあり、ジューシーでおいしい。
心に残るクリスマスのドイツ
クリスマスシーズンになるとプレゼントの買い物客が増えるため、デパートや商店は営業時間を延長し、町は一年中で最もにぎわいます。そんな町角で、小さな合唱団やブラスバンドが聖歌を響かせています。にぎやかな中にも、どこかおごそかな雰囲気に包まれているのがドイツのクリスマスシーズンです。機会があれば、この時期のドイツをぜひ訪れてみてください。
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