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鶏のむね肉やもも肉にしょうゆをつけて「生」の刺身でいただく「鳥刺し」を食べたことはありますか?鶏肉を焼かずに食べる習慣は、鹿児島県と宮崎県の一部でしかみられない独特の食文化です。鹿児島県では県民食として親しまれていて県内には多くの鳥刺し屋が並ぶほど人気です。今回はその魅力を存分にご紹介します。
江戸時代から親しまれている鳥刺し
鹿児島県では江戸時代から薩摩武士たちが盛んに闘鶏をしており、その際に負けた鶏をその場でしめて食べる習慣がありました。闘鶏が禁止されてからも各家庭で鶏を飼っていて、祝い事や来客が来た際に食べる習わしがありました。このように鹿児島県では昔から鶏肉を使った料理が身近にあったことから鳥刺しもそのうちのひとつだったと考えられています。その時闘鶏用として飼育されてきたのは「薩摩鷄」という品種で、今では天然記念物に指定されています。
鹿児島県では養鶏が盛んで、秋田県の比内地鶏、愛知県の名古屋コーチンとともに、日本三大地鶏のひとつとして名が挙がっているほど有名です。闘鶏用の鶏の血を受け継いでいる薩摩地鶏は、飼育日数が120日〜150日と他の地鶏と比べて長いのも特徴のひとつで、ゆっくりと人の手で育てることによって程よい歯ごたえや旨みが生まれます。鹿児島県では。鳥刺しの他にも、「鶏めし」、「焼き鳥」などと様々な鶏料理が親しまれています。
炙った鳥刺しは絶品!特製の醤油ダレにつけて味わおう
鳥刺しでよく食べられる部位として挙げられるのが、もも肉、むね肉、ささみ、砂肝などの部位で、基本的には魚のお刺身と同じように醤油をつけて食べますが、関東の醤油ではなく九州の醤油と一緒に食べることがおすすめです。九州の醤油は関東の醤油に比べるとややとろみがあるのが特徴で、そのとろみが鳥刺しのおいしさを引き立てます。また醤油にお好みでネギや大葉、生姜、スライスオニオンといった薬味を添えて食べれば味のバリエーションを楽しめます。そのほか、卵の黄身を乗せて、ユッケのようにして食べるのも人気です。
鳥刺しは鹿児島県民から非常に親しまれています。ふるさと納税の返礼品としても量が多く、安くて美味しいと幅広い層から支持されています。地元では、鶏専門店で購入できるほか、スーパーでも販売されていますが、地元の特産品が集まる道の駅などで買うと一味違ったものが見つかるかもしれません。鹿児島に立ち寄った際は、探してみてはいかがでしょうか。
癖になる鳥刺し。まだ食べたことのない人は試してみては
今回は、鹿児島県の県民食「鳥刺し」の魅力についてご紹介しました。昔から親しまれている県民食が今でも人気を誇っていることがわかりました。県内では、鶏専門店以外にスーパーなどでも購入可能。まだ食べたことのない方は、ぜひお試しください。
▼創業40年の鳥刺し屋「きくなが養鶏場」の商品を食べチョクで購入する
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