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福島県では、会津盆地を中心に伝統的な味噌作りが行われています。厳しい気候の中で熟成された味噌は、「もうこの味噌以外の味噌汁は食べられない」というファンもいるほどの濃厚な味わいが魅力。そんな福島の味噌をご紹介します。
福島の味噌の歴史
福島は、古くから味噌製造の主要産地として知られています。「会津味噌」には300年以上の歴史があり、江戸時代の史書にも記録が残っているほど。当時の有名店ランキングといわれる『若松禄高名五副対』には、味噌屋と醤油屋の名前が5件ずつ掲載されています。当時から現在まで続いている蔵元もあり、伝統的な味噌をいただくことが可能です。
昔も今も変わらずに美味しい味噌が自慢の福島。会津味噌協同組合は、「会津みそ」の地域団体商標を登録。地元の消費者だけでなく、全国に向けて、味噌のPR活動を行っています。
福島の味噌の特徴
福島県は、全国でも三番目に広い面積を有することから、地域によって気候や風土が異なります。そのため、味噌にも地域によって個性があるとか。「手前味噌」のような、家庭的味噌が多いといわれています。
その中でも主流を占めているのは、盆地の厳しい気象条件の地域で作られる、会津の味噌。昔ながらの会津の味噌は、米麹味噌で赤色、辛口が特徴です。近年は、中辛口などのマイルドな味も多く生産されています。
福島の味噌の種類
福島の味噌には、地元福島県品種の米や大豆を使った味噌が多くあります。例えば、会津産コシヒカリを使った味噌や、麹からこだわった手づくりの吟醸味噌など。このタイプの味噌は、味噌汁にはもちろん、生野菜につけても合うのが特長です。
天然醸造製法の味噌も人気です。「天然醸造」とは、麹の力だけで、じっくりと、自然の温度で熟成させる製法。最近は、この製法にこだわる商店が少なくなったので、この製法で熟成された味噌は貴重です。
福島の味噌を使った郷土料理「味噌かんぷら」
福島の郷土料理である「味噌かんぷら」で、福島の味噌の味を堪能してみましょう。「かんぷら」とは、福島県の方言でいうジャガイモのこと。味噌かんぷらは、ピンポン玉大のジャガイモを揚げ焼きし、甘い味噌だれで味付けする料理です。ジャガイモを皮ごといただけるのも魅力。ご飯のお供やおやつ、おつまみとして味わいます。
福島のような寒い地域では、昔は米の収穫が少なく、その代わりとしてジャガイモを食べる際、味噌で味付けするなど、いろいろな工夫をこらしていました。そんな中生まれた味噌かんぷらの美味しさのポイントは、もちろん味噌。みりんや砂糖などで調節して、お好みの甘さで楽しみましょう。
福島の味噌で、毎日の食をもっと美味しく
古くから人びとに愛されてきた福島の味噌。こだわりの料理に使っても、生野菜につけるだけでも、その美味しさで、食卓に笑顔を増やしてくれること間違いなし。種類も豊富なので、いろいろ食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。濃厚な味わいを、ぜひ体験してみてください。
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