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地中海に浮かぶ島国、マルタ共和国を舞台としたドキュメンタリー映画『ねこしま』が1月10日から、東京などを皮切りに全国で順次公開されます。かわいらしくもたくましく生きるネコたち、そして人々との心温まるふれあいから、マルタならではの独特な“ネコ文化”がしだいに明らかになっていきます。
ネコと人間が共存する島国、マルタとは?
聖ヨハネ騎士団が築いた首都ヴァレッタや世界最古の巨石神殿群といった世界遺産の数々、そしてヨーロッパ屈指の人気リゾート地として知られるマルタ共和国ですが、実は“ネコの楽園”であることをご存知ですか?一説には、ネコの数は人口の約2倍ともいわれ、その自由気ままでかわいらしい姿が多くの観光客を魅了しています。
マルタは南ヨーロッパ、地中海のちょうど中央に位置する島国で、フェニキアやローマ、アラブ、聖ヨハネ騎士団、イギリスなど、さまざまな勢力が行き交うなか、独自の文化を築き上げてきました。そんな人々と共に船でやってきたのがネコたち。いつしかこの島に住み着き、徐々に数が増えていったのだそうです。
ネコと人間が互いを尊重しながら共存する様子は、“奇跡の島”と呼ばれるほど。目の前に紺碧の海が広がる断崖、ハチミツ色の街並みに溶け込むようにしてまどろむネコたちの姿は、マルタならではの美しい風景の一部にもなっています。
自立心旺盛でたくましいネコたちに魅了
「マルタのネコは独立心が強く、とてもたくましい。マルタ住民の性格にどこか似ています」と語るのは、今回初のドキュメンタリー作品を手掛けたサラ・ジェイン・ポルテッリ監督。2017年に自身のルーツであるマルタに移住し、マルタならではの“ネコ文化”に非常に興味を抱いたのだといいます。
ネコ文化の謎を紐解くべくリサーチを続け、カメラを回し続ける過程で見えてきたのは、人々のネコに対する思い。“ネコの楽園”を作るべく保護活動に奔走する13歳の少年、野良ネコたちの憩いの場「キャット・ヴィレッジ」の管理人、動物保護NGOのネコカフェで働くボランティアたちへのインタビューから、その謎が少しずつ明らかになっていきました。
ネコが人間を必要とするのと同時に、いかに人間がネコを必要としているのか——。さらに、人と人の関わり合い方についても問いかけています。「ネコと共に生きる人間同士のつながりやコミュニティの力についても考えさせられました」と、ポルテッリ監督。他者の存在に敬意を払いながらも自由気ままに生きるネコたちに、そこで暮らす人々の姿が重なります。
多くのネコに出会える撮影スポットはココ!
『ねこしま』の舞台となったマルタでは、いたるところでネコを見かけます。なかでも観光客でにぎわうスリーマ北西部、セント・ジュリアン湾に沿って広がるインデペンデンス・ガーデンは、多くのネコが集う憩いの場。公園内には花畑や遊歩道、ベンチなどがあり、人目を気にすることもなく、それぞれが思い思いの場所でのんびりと寝そべっています。
公園内には、島を見守るマルタのシンボルとしても人気の巨大なネコ像「アタス」も!マルタ出身のアーティスト、マシュー・パンドルフィーノが手掛けた作品で、『ねこしま』でも近年塗り直しを行った際の様子が映し出されています。
世界遺産の街並みや紺碧の海を背景に悠々と歩き、お気に入りの場所で寝そべるネコたちの姿は多くの観光客を魅了しています。カメラを近づけても逃げないので、写真好きにとってもたまらない様子。最近では、ネコに会いにマルタへ行くという人もいるほどです。
マルタならではの“ネコ文化”とは?
ネコたちのたくましくも愛くるしい姿と、ネコたちを愛情をもって見守る住民たち。この国にとってネコがいる風景は日常で、そんな人々との関係がまた、観光客たちを癒やしてくれるのでしょう。温暖な気候に、外部の者を心あたたかく迎え入れる国民性。そこから、独特の“ネコ文化”が育まれていったのかもしれません。マルタならではの美しい光景とともに映し出されるネコと人間の心温まる情景に、しばしあなたも癒されてみませんか?
配給:ファインフィルムズ 後援:マルタ観光局
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